【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「なぁ、菜実。

俺さ叶愛ちゃん夏祭り誘ってみるよ」



雄大の席は私の席の前


よく話しかけてくる。

それがとても嬉しいけど...
こんな相談も受けるからたまに切なくなる。



「おぉ~、やるじゃん!頑張んなよ!!」



そういって親指を立ててグットマークをした。


こんなことしてるから、
いつまで経っても振り向いてもらえないんだ。


女の子らしくない私。

何度も何度も叶愛に憧れた。

でも、憧れるだけで実践したことはない。



「おう!ありがとな。

菜実はやっぱ優しいな~」



「っ...あ、当たり前じゃん!」



急に優しいなんて言うとか反則だよ......


また、こんなに私だけドキドキしてる。