【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「お前、どこみてんの?

好きなヤツって雄大のこと?あっそ」



うわ...、こんの鈍感男め......


絶対叶愛のこと好きなのに気づいてないってバカでしょ?


ヤキモチ妬いてんの分かりやすすぎ。



「一言もそんな事言ってないし」


「あー、仲がよろしいことで」



また始まったよ......

森山さんもコッチ見てるし。

......ってか睨んでる?



「だから、違うっていってんじゃん!

そっちこそ紗綾ちゃんと仲がよろしいことで!」



叶愛...それ逆効果...



「あ?紗綾ちゃんは関係ねぇだろ?」


「ふんっ!!このバーカ!!!」



「バカはお前だろ」


「うっさい、ハゲ」


「俺、はげてねぇーし!」


「じゃあ、ハゲる呪いかけてやる!!」



叶愛はそういって両手を永遠の頭にむけた。


な、何してんの...?

叶愛は天然でたまに訳の分からないことをする。



「ハハッ、んだよそれ~」


「自分でもわかんない、アハハッ」




みんなが見てるって...
先生が来てるって絶対気づいてないよね?



でも、二人とも楽しそうに自然に笑い合ってる。