【完】キミからの“好き”がほしいだけ





『ほら、泣いてたらわかんないよ?』



――...菜実。

電話越しに心配してくれているのがわかる。




「あのね......──────」



あたしは夏祭りであったことを

全部隠さずに話した。


菜実は優しく相づちをうってくれる。



「...それで、永遠と他人になっちゃった...っ」




自分で選んだ道なのに、もう後悔してる。



『そっか...。叶愛、辛かったね......』



菜実の声はまるであたしを包み込んでくれているような気分にしてくれた。



「あたし...本気で好きだった...。」



本気だったらから、本気だったからこそ
こんなに苦しいんだ。


どうでも人だったらこんなに苦しくならない。