あぁ、クソッ…。


そんなモヤモヤした気持ちのまま、通いなれた通学路を歩いて学校に着いた。


「お、おはよう、永遠くん」


照れているのか頬を赤く染めて
挨拶してきたのは俺の彼女。


「ん、おはよ。紗綾ちゃん」


彼女にそう言い返して
教室を見渡すと叶愛が原本に
空手チョップしているのが目に入った。


なにやってんだアイツ。