「渡辺くんの気持ちは嬉しいけど、...利用なんてできないよ」
「じゃあ、俺...頑張るから...
俺のこと好きになってもらえるように頑張るから...!」
渡辺くんは本当にいい人。
渡辺くんの気持ちがひしひしと伝わってくるのに、
あたしは、永遠のことで胸がいっぱい。
だからこそ、利用なんてできない。
「...ありがとう」
中途半端な気持ちだと、
相手を傷つけるし、自分の気持ちにまで嘘つくことになる。
デメリットしかないでしょ?
「あ、これ。どうぞ」
そう言って渡辺くんが
あたしに差し出したのは、白い紙袋
これって...



