【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「渡辺くん...やめてよ」



同情で抱きしめるなんて良くないよ。

誰にでも優しいその渡辺くんの優しさが
今のあたしにはいつもはすごく嬉しいのに...今は辛いよ。



「叶愛ちゃん...、なんで永遠なの?」



え...?

渡辺くんは今にも消え入りそうな声でそういった。



「渡辺くん、離して」



あたしがそういうと、渡辺くんは離してくれた。


だけど、あたしの目を真っ直ぐ見て、
その真剣な眼差しに逸らすにも逸らせない。



「ねぇ、答えてよ」


「そんなの...わかんない。
でも、永遠じゃなきゃダメだったの...っ」



いくら新しい恋を探したって結局無駄で。


永遠はあたしに興味が無いってわかってるのに
痛いほどわかってるのに...

あたしは永遠に恋しちゃったんだ。