【完】キミからの“好き”がほしいだけ





「...なんでどうでもいいわけ?」


あたしは何も言わなかった...

と、いうより言えなかった。


なんでって聞かれても答えられない。



「それ自分で選んで買ったんだろ?

自分で気に入ったから買ったんだろ?
じゃあ、どうでもいいとか言うなよ。

...こんなシンプルな浴衣を綺麗に着こなすのは
お前ぐらいだよ」



それは褒めてるの?


そんなにあたしのこと単純だと思ってる?


バカにしてるの?


そのへんの女の子と同じだと思ってる?



「今更そんなこと聞きたくない!!

紗綾ちゃんと後の祭り楽しめば!?
あたしは帰るから!!

ごめんっ...っ。八つ当たり...っ
でも、もぅほんとに帰るからっ...
邪魔者は退散するから...っ。」



もうこの場にいたら...
永遠を傷つけてしまいそうで怖い...。



だから、あたしはもうキミと......


キミとの想いを封印することにするよ。



「...叶愛。...ごめんな...」



なんで...?

なんで謝ったりするの?


永遠がなにか悪いことした?


「なんで謝んの...っ?
全部、悪いのはあたしなのに...っ」



そんなところ...見たくないよ。



だから...だから...






────あたしはキミの幸せを願うことに決めたよ。