【完】キミからの“好き”がほしいだけ





「お、永遠。お前って何着ても似合うよな」



「あたりめぇだろ?この俺様だぞ?」



か、カッコイイ......


つい、見とれてしまうほどかっこいい。



「そこのバカ。
かっこいいからってそんなに見んなって」



「ほぇ!?」



自分でもビックリするほどマヌケな声が出た。


ば、バカってひどくない!?


「ぷっ...ほぇってなんなの?」



わ、笑われたし...最悪だ。



「図星だな」


勝ち誇ったような顔で見下ろしてくる永遠

は、腹立つ...。



「ち、違うし!!自惚れしないで!!このナルシ!!」



「はいはい、強がってないで認めろって」



「なっ...!!うるさい!!」


「ってゆうか叶愛、今年浴衣じゃん。

......まぁまぁだな~」



その“まぁまぁ”の間の沈黙はなんなんだったの?



「っ...///あ、ありがと...

...ってまぁまぁってなんなのよ!!」



例え、“まぁまぁ”でも...


“この浴衣選んでよかった”


バカバカしいって思うかもしれないけど
あたしは本気でそう思った。