【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「かーんな、もうHR終わったけど?」


菜実が話しかけてくれたから我に返った。


「え、ほんとに?」


「ほんとほんと。また見とれてたわけ?」


「なっ...!!」


いや、図星すぎてなんも言えないんだけど。


「はいはい、図星ね~」



「ほんと飽きないよね~

あんな奴のどこがいいんだか~」



「あたしもわかんないよ、アハ」


実際、どこに惚れたとか

そんな詳しい事はわからない。


でも、ただわかるのはすごい好きだってことぐらい。


どんな些細なことでも嬉しくて

その度にあるわけない期待しちゃって...


自分でも笑えるレベルだよ



「まぁ、人を好きなるって事はそういう事だからね」


「さすが、菜実」


「何年一緒だと思ってんのよ」


「えへへ」



いつでもあたしの見方をしてくれる菜実


ほんとに感謝してるよ。