【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「お前、一人じゃ危ねぇだろ」


グッと腕をつかまれた。


なんで...?
そんなことしたら
また紗綾ちゃんが不安になるでしょ?


「あ、危なくないよ!

あたしだよ?こんな物好きいないよ!!」


これ以上不安にさせるのは申し訳ない。


「は?お前さ、朝のこと忘れたわけ?」


ウッ......。


確かに変な物好きはいたけど。


「わ、忘れるわけないじゃん...!!」


忘れないよ...

だって永遠が

“大事な存在”

なんて言ってくれたから...。


「じゃあ、
お兄ちゃんが送っていってあげれば?

私は永遠くんに送ってもらうし。」


いつもとは少しだけ違う紗綾ちゃんの声


やっぱり、怒ってるよね。