【完】キミからの“好き”がほしいだけ




「あたしは永遠のことが好きです。

その気持ちは変えられません。
紗綾ちゃんとの間を
邪魔なんてしようなんて思ってないです。

ただ、あたしは純粋に永遠が好きなんです

人を好きなる気持ちは、
......誰にも止められないんです。」



「だったら尚更...」


「もし、1%でも可能性があるなら

......あたしはその1%にかけます。」


ツーっと頬を流れる涙


恋ってそういうもんでしょ?


どんなに嫌いになりたくても

どんなに忘れたくても

結局はその人の隣で“彼女”として歩くことを望んでる。


可能性はゼロだって決めつけてたら


何も変わらないでしょ?




「はぁ、叶愛ちゃんには負けるよ

ほんとに好きなんだね、彼のこと」


優斗先輩は呆れたようにそういった。


「っはい...」



「今日のデートもほんとはさ、
紗綾が提案してさ、
俺もまさかあんなにベタベタするとは思ってなかったけど...
そういうところを見せて叶愛ちゃんを
諦めさせようって考えてたんだと思う。

...なんかごめんな」



優斗先輩はさっきまでとは違う、

申し訳なさそうな顔で謝った。



「いいんです...

不安にさせてる原因はあたしですから...」


そういうと、先輩はニコリと笑って


「叶愛ちゃんは
もっと自分に自信もっていいと思うよ」


そう言われた。


自分に自信か...。