「彼氏にしたい人は一人しかいないもん」
色々と考えこんでいたらついポロッと本音がこぼれ落ちてしまった。
聞かれてたらどうしよう…!?
本当に小さな声だったから
聞こえてないよね…?
「ん?なんて?
いつもみたいなでっかい声はどうした?」
耳を傾けながら嫌味ったらしく言ってきた永遠の言葉にホッと胸をなでおろした。
よかった…聞こえてなかったみたい。
「はいはい、話はここでやめとこ。
紗綾ちゃんに悪いからね」
本当は悪いなんて少しも思っていない。
そんなあたしが
一番汚くて醜い最低なヤツなんだ。
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