「そんなに大河が好きなのかよ」



「好きだよ


8年も想い続けたのに叶わない」


自然と私の瞳からは涙がこぼれ落ちてきた



「真美はもう頑張った


あいつらのこと気遣って大河に想いを伝えねえようにしてるし


もう違う誰かに頼ったらいい。」



「誰もいない」


「俺がいる」


そう言った翔也に私は抱きしめられた



「真美に比べたら短えけど、俺は4年お前のこと好き」



え…



そんなわけない


「嘘でしょ?」


「嘘じゃない


今日の告白は面倒くせえから教室できいたけど、真美が聞いてない時はいつも真美を理由に断ってた」



翔也が私のことを好き…?



そんなの全くわからなかった