「校外学習の班、決まった~?」
親友のみさきがいった。

中学2年生になってから、2ヶ月がたとうとしていた。

そういえば、校外学習あるんだ。クラスであんまり仲いい人いないし、正直行きたくないなー。

「みこと?どうした、ぼーっとして。大丈夫?」

あ、聞かれてたんだった

「ううん!ごめんね!
まだ決まってないよ~!みさきのクラスはどうなの?」

「まだだよ!早く決まって欲しい」

この日は校外学習の話でもちきりだった


~翌日~

「6班の班長は、黒崎くんで副班長は矢島さんです」

学級委員がいった。

えぇぇぇぇ!!?副班長?
さいあく………しかも班長話したことない人だし…

早速、みさきに報告。

「え!?黒崎くんと同じ班なんだ~!
いいなぁ、イケメンだし」

確かに顔はいいけど。人気者だからちょっと話しにくいな

「んー。そう?黒崎くんねぇ…」

「美琴、今恋してないみたいだし、黒崎くんにしなって!!」

「黒崎くん?ないない…」

「あ、休み時間終わっちゃう!また部活でね~!」

みさきは走って消えてしまった。

「矢島!」

後ろから声をかけられた。驚いて振り返ると…

「く、黒崎くん!?」

「よろしくな。」

「え、、、?」

「班!同じだろ。」

「え、あ、よろしくね!」

もちろん同じ班だから席も近いわけで。

話してるうちにどんどん彼に想いを寄せるようになっていった。

そんなことを考えてると。笑い声が耳に入ってくる。それは黒崎くんと女子のものだった。

苦しい…わかんないけど苦しい…

わかった。好きなんだ。黒崎くんが

わたしは、君に恋をしました。