勇人さんがずっと母の涙を拭いている。



『カオリもう泣くのは止めて、華ちゃんはとても親思いの優しい子だよ。


華ちゃんの為にも二人で幸せになろうな。』



母さん良かったね。勇人さんにこんなに愛されて。



それから私の作った料理をみんなで食べて、ワインで乾杯をした。



『華飲み過ぎるなよ。』



「一輝このワイン美味しい。」



『華又飲んだのか? 』



ウイ。



なんか気持ちいい。



この後ケーキを食べてプレゼントの交換をした。



一輝からのプレゼントは指輪だった。



一輝は自分の左手にお揃いの指輪をした。



これは彼女がいる印にいつもつけて置く。



華はこのネックレスに通して置こうな。



卒業したら堂々とつけよう。


夕顔には欲しがっていたゲームを一輝と二人で買った。



そして母から勇人さんのプレゼントは、何やら写真を見せている。



そこに映っていたのは赤ちゃん。



『カオリ赤ちゃんいるのか?』頷く母。



大喜びの勇人さん。



先を越されたと嘆く一輝。


私は酔っぱらってそのままダウン。