夕顔がパパとママの三人がいいと、私とかず君の手を握った。



「由美さんは嫌い。夕顔のママなんかじゃない。夕顔のママは一緒にお風呂入っると、夕顔の頭泡だらけにして洗うの。夕顔と一緒にベットに入るとママは先に寝ちゃうの。ママのお弁当は夕顔の自慢なんだ。」



夕顔にこんなに思われて私は幸せだ。



かず君又泣いてるし、田村医師までが泣いていた



「おとりこみ中すみませんが、朝食の時間です。」



「ママ一緒にご飯食べよう。」



嬉しそうに夕顔が笑った。



夕顔の笑顔を見てたら、私まで暖かな気持ちになる。



夕顔の笑顔を守る為なら何でも出来る。



もう逃げたりしない。


麻生由美と戦う。



かず君二人で夕顔の為に頑張ろう。




由美さんが、どんな手を使って脅して来ても負けたりしない。