かず君のキスに酔いしれていた。



「ヤバい。これ以上したら俺我慢出来なくなる。」



かず君が私からそっと離れた。



「華の事真剣だと。教師辞めてもいいから、華と夕顔との将来しか考えられない。由美とやり直す事は出来ないと、はっきり言うよ。」



「かず君嬉しいけど、先生だけは絶対辞めないでほしい。」



「分かってる。大丈夫だから、由美には真剣に俺の気持ちを話すつもりでいる。教師は辞めたくないし、俺から教師取ったら何も残らないだろ。」



「かず君その時は私も由美さんに会わせて、夕顔の母親になるのは私だから、由美さんと話しをしてケジメをつけたい。」



「華ありがとう。二人で頑張ろうな。」



きっと由美さんだって私たちの思いを、分かってくれると信じたかった。




夕顔の母親なんだから、子供の幸せを願うはずだ。