私はさやかに全部話した。 アタルの事。 元先輩と付き合ってる理由。 私の気持ち。 さやかは困惑したような顔をして何も話さない。 それでも私は話をやめない。 さやかのため。 うそ 私のため。 またあの風がやってくる いつも嫌で嫌で 仕方なかったけど 今日はそのまま 風とともに私を 連れ去ってほしかった。