心臓がドクンと 音をたててるのは 聞こえないふり。 また唇を噛み締めて我慢。 「…そーやんな」 そして笑う。 「キスは彼女のもんやもんなっ?アタルって割とそういうの気にするんやー」 「うっさい」 何度我慢して笑えばいいんやろか、私は。 静かな教室 聞こえるのは 私達の声だけ。 見つめあい 私はまた夢の世界へ アタルの腕と匂いに 抱かれて。 お願い… この夢は覚めないで。