ガチャとドアが開くと 同時にムワ〜ンとした 空気が入ってきた。 「おまたせー。はい、ケーキ食べるやんな?」 「やったー、ありがとう先輩!」 私の大好きな ショートケーキが 目の前に置かれる。 おいしそ〜 目線はケーキ一直線。 「これアタルが買ってきてくれてん。」 「え…」 ケーキから目を離し 彼の顔を見上げる。 アタルがー…?