巫女ちゃん…今日、学校くるかな? ―――昨日のことを思い出すと、 ぎゅっと胸が痛む。 「今日、学校休む…」 台所にいるお母さんに、暗い声で言った。 「あら、具合悪いなんてめずらしいわね。お母さんそろそろ仕事行くからご飯テーブルに置いとくわよ。静かに寝てなさいね」 「…うん」 重い足取りで、部屋へ向かう。 ベッドで寝てたとしても、 嫌なことばっかり、考えてしまう。