「なんで…?愛まで…」 巫女は目を丸くして私を見た。 「東京にね。行くんだ。お父さんは、お母さんとこっちのおばあちゃんの家に残ってもいいって言ってたんだ。 でもね、私、自分の道を進んでみたくなったんだ。翼が前へ進んでるように。突然ごめんね、巫女…」 巫女は瞳に涙を浮かべている。 『 辛い 』と思った。 親友に別れを告げることが、 こんなにも辛いなんて、 今まで全く知らなかった。 ………