「瑠璃ー!」 瑠璃は、脱衣場で待っていた。 「もー!遅い!!」 「瑠璃が先に行っちゃうんでしょ!」 「あーはいはい。もう入るよ」 「うん!」 ―「あぁ゛ー気持ちいいねー」 「柚萌・・・オッサンみたい・・・」 「うるさいわ!」 「・・・それにしても・・・」 瑠璃は、温泉を見渡しながら呟いた。 私も同様温泉を見渡した。 「「人、少ないねー」」 と、言うよりいない。 「なんか、貸し切りみたいだね!」 「うん。早めにきてよかったわ」 だってこのあと夕食だもん。普通食べ終わってから入るよね。