「春人(ハルト)~!」

夏。

揺れる空気のなか、あなたの背中を見つけた。

「・・・・柚萌(ユメ)・・・」

眉間にしわをよせ私の名前を呼ぶ。

走って春人の隣に行く。

「一緒に行こッ♪」

「・・・いやだ」

すたすたと先に行ってしまった。

「春人ぉ・・・・」

西本 柚萌(ニシモト ユメ)高校2年生。

今日も想ってます。