『ルイさん、どうですか?』

バーゲン中の都会にある某デパートのような教室にいる皆様の視線が、私に集まる。

な……なんかすっごぉーく断りにくい雰囲気になっちゃったんですけど……

『じゃあ……やります。』

言っちゃったぁ……ついにいってしまったよ……

『じゃあ、2人目はルイさんに決まり!』

みほり(もうすぐ三十路で独身の29years old)は、〔榎木琴音〕という丸々とした字の隣に、同じような字で〔熊木ルイ〕と書いたのだった……。






コレで話は一通り終わりである。

若菜、読者の皆様、こんな長い話をわざわざ聞いてくれてありがとう……



でも……

悲劇の本番はこの後からいうことを……

この話をしているときは、思いもしなかったのだった……