月と太陽Ⅱ

「そう…でありんすね……。」

『さっ、続きを、朔。』

「はい。」

『ねぇ……どうして、わかったの?…大地が、裏切ってるってこと……。』

「そ、れは……。」

「……大地が、自分は、陽元国の人間だと言ったからでありんす。」


大地、自ら?
どうして?


「わっちらにも、なぜかは、わかりんせん。」

「ですが、沙夜様は……わかっていらしたようです。」

『大地が、なぜそれを教えたのかを?』

「はい。わっちらは、それを聞いた後から、ずっと大地を見張っておりんした。そして、外部の者と接触している事に気づき、報告したのでありんす。でも……。」

『でも……?』

「沙夜様は、何も言わないで、とおっしゃりました。」