月と太陽Ⅱ

『あっ、いいの!やっぱり、無理だよね!そうだよね、私ったら、何言ってるんだろう……気にしないでね!』

「そんな事ないです……先代の女王の事を知りたくない方など、いるはずがございません。」

「もっと早くに、お話するべきでありんした……。」

『いいの!……私が、沙夜さんから、逃げてたから、何も話さないようにしてたんでしょう?』

「美月様……。」


本当は、数ヶ月前までは、私と沙夜さんをまだ比べてるんじゃないかって、思ってた……。

何も、誰も沙夜さんの話は出さなかったから。

でも、そうじゃなかった。
2人が気遣ってくれてたんだ。

その事に、ようやく気づいた。

遅かったけど、知りたい。
この国に起こった事、沙夜さんの人柄を、もっと知りたい。