月と太陽Ⅱ

行かなきゃ。


「美月様!?どちらへ!?」

『その山に行ってくる。』

「なりません!もしもの事がありましたら『その、もしもは、民に起きてるのよ?』」

『いえ、もしも以上の事が起きているのに、私はここで黙って待ってられないわ。』

「美月様……。」

『……止めないのね。』

「止めても、行かれるのでしょう?」

『もちろん。』

「…では、ご無事で帰られますよう、お祈り申し上げます。」

『…ありがとう、望。行ってくる。』

「いってらっしゃいませ。お気をつけて。」


望の言葉を聞いた瞬間に、私は山へと行った。