月と太陽Ⅱ

『朔、満。』

「はい、どうかなされましたか?」

「美月様?」

『はぁ……。もう、3回くらい呼んだわ。聞こえなかった?』

「も、申し訳ありんせん!」

「すみません…。」

『…無理しなくていいわよ。今日は、沙夜さんの、命日なんでしょう?』

「美月様……はい……。」

「その通りにございます。」

『もし、よければ……。』


よければ……沙夜さんの話を聞かせて、なんて……配慮のない事、言えない……。


「何でしょうか?」

「美月様…?」