月と太陽Ⅱ

そう言って、氷を溶かして、言い逃げしようとした零。


『そう……なら、これは?』

「うあっ!…み、づき、様…こ、れは……。」

『水の球の中に閉じ込めたのよ。安心して、息は出来るはずよ。』

「確かに……水の中なのに、なんで……って、そういうことじゃなくて!」

『何?』

「なぜ俺は、こんな目に遭ってるんですか!?」

『さっきの刹の話を詳しく聞かせて、って言ってるのに、教えてくれないからよ。』

「あの、一言もそんな事おっしゃってませんでしたけど?」

『気のせいじゃない?それより、ほら、早く!教えてよ。』