ひとつの想い


高校に着くと、もうすでに二学年のクラス発表の紙が貼りだしてあった。

「うーん…見えない…」

紙を見て早くクラスに行きたいんだけどなぁ…
大きくもない身長では前の人の高さで見えなくなる。
困り果て、悩んでいると、

「初ー!おはようー!こっちこっち!」

聞き覚えのある声の方向を向くと、身長の高い男の人を連れた亜衣が手を振っていた。
私もすかさず手を振りかして亜衣のもとへ駆け寄る。

「おはよう、亜衣」

「おはよう初!もう紙は見た?」

「それがまだ…亜衣は何組だったの?」

そう尋ねると、にやぁ、と亜衣の口角が上がった。