「でも、何とかするって言ってもどうするの?何も手掛かりないのに……」



「確かに……でも、メールが来るって事はこの世界の誰かが送ってるんだよね。」



「そうなるよね……」


確かにそりゃあこの世界の誰かが送ってるんだと思うけど。
皆の携帯に入ってくるって事は……



「身近な人なのかな?」



「多分……。でもクラスみんなのメアド知ってる人ってあの人しかいないよね。」



「そうだね。けど、信じたくないよ」
皆声を揃えて言った。



『だって柴田先生は、そんなことする人じゃないもん。』