「ゼロ、この鎖を外せ。」

ゼロに静かに伝える

「なりません」

ゼロは表情を変えることなく、俺に告げる

「俺は、カレンの元にいなければならない。外すんだ。これは命令だ」

怒りを必死に押さえながら、ゼロに告げるも、ゼロから返ってくる言葉はただ一言

「なりません」

と言うだけだった

ー1時間後ー

「兄さん。」

目の前にレンが現れた

「レン、鎖を外せ。幾ら弟でも、やっていいことと、悪いことがある」

そう告げると、レンは笑った

「外してもいいよ。でも、彼女を見てもまだ、そう言えるかな」

レンは不適に笑い、カレンを連れてきた。

「カレン!」

カレンの名前を必死に呼ぶもカレンは反応しない

「レン様、あの方は誰?」

俺はカレンの言葉に耳を疑うばかりだった