-レンSaid-

「兄さん……」

双子の兄、レオは昔から立派で、民からも慕われる王子。
悪魔界の王に最も近い存在だった。

僕自身も、レオの事を1番に頼りにしていた。
なのに、、

「レオ……」

「カレン……」

2人の甘いキスと恋する瞳に絶望を覚えた。

「どうゆう事だ、兄さん、、」

落胆した声が長い長い廊下に静かに響いた。