キィ

静かに扉が開き、男はふっと口角を吊り上げ笑う

「れ、い...」

顔にかかる髪をそっと払い、頬に伝う涙にキスをする

「カレン、迎えに来たよ。今度こそ俺のものになれ」

静かに手を伸ばすと、バタンと大きな音がした