涙が頬をつたい、静かに床を濡らしていく

アルとステラが何処かへ行った後、私の目の前に女の人が立っていた

「リンカ様ですね」

「誰?」

彼女の返事に答えると、少し笑ったような気がした

「リンカ様に会わせたいお方を連れてまいりました。
全く、羨ましい限りです」

その言葉に不思議と、懐かしさを覚えた

「どうゆうことでしょう?」

「あの方たってのご希望ですからね。ああ、いらっしゃいましたよ」

彼女の目線が向かう方を見てみると、
零が此方へ歩いて来るのが見えた