「おはよー‼︎麗華、零君」

この子は親友の結城花純(ユウキカスミ)。
花純の家は代々、陰陽師の仕事をしていて、花純はその跡取りだ。

「花純‼︎おはよう‼︎そういえば昨日の地震大丈夫だった?」

「大丈夫だよ〜。もう、麗華は心配性だなぁ」

「それが麗華の良いとこだからな。それだけだけど。」

零はいつもそうやってからかう。

「もう!零〜‼︎」

このいつものやり取りが無くなるなんてその時はまだ知らなかった。