「ウォォォー‼︎」

異様な空気に包まれているディーモン城の扉の前で、悪魔たちの雄叫びが聞こえる。

私はアルの腕にしがみついた。

「怖いのですか?」

少し笑いを交えたその言葉に私は恥ずかしさを覚えた

「違うもん‼︎」

そう言いそっぽを向いた