「「行ってきまーす」」


「麗華。お前な、いい加減あの起こし方止めろよな」

首を押さえながら零はそう呟く

「だって、零が起きないんだもん。それとも何?可愛い彼女のキスで起こして欲しかった?」

「俺は眠り姫か⁉︎あーでもその起こし方の方が麗華は嬉しいのか?」

零は不適な笑みを浮かべながら意地悪そうに私の耳元で囁く

「はっ、はー?な、何言ってんの?そんな事ないしー」

私は徐々に顔が熱くなるのを感じた

「顔真っ赤。可愛いな〜」

零はからかう様に笑う

「バカな事言ってると、また叩くよ⁈」

「はい、はい」

零が笑う。零の笑顔を見るのが大好きだった

彼との時間はいつまでも続く事を祈っていた
あの日まではー。