「こうしないと、扉が開かないんですよ。すみません」

アルがそう笑うと、少し怒りが湧いたが同時に鼓動が早くなって行くのに気がついた



「それでは、扉を開けましょう。リンカ様、貴女が王族である証を此処へ。」

アルに言われた通り王族である証の指輪を小さな凹みにはめ込む

アルは、ブレスレットを凹みにはめ込む

すると、ゆっくりと扉が開き、私達の身体が一気に吸い込まれた後、扉は勢いよく閉まった