『こ、この人笑った顔もカッコよすぎる!だ、駄目よ!私には零が居るのに!零はきっと運命の人!彼の背中に傷跡が...キズ、ア、ト...』

私は瞑っていた目を開き上を向いた

『アルの背中には傷跡があった』

アルは再び私を見て

「どうかしましたか?僕の顔に何か付いてます?」

アルはそう笑って私に訪ねた

「そのクセ...」

「え...?」

アルは聞き返した

「そのクセ、私、ずっと昔に見た事がある。あなた、レオ様?」