あの日あの場所で。

「だから..夜景の見えるこの場所で葵星さんの指にはめたい..ってべたなんですけど」

葵くんは苦笑いしてそう言った。

「葵くん..」

「貸してください」

私の手から指輪を取った。そして..

右手の薬指に付けてくれた。

「葵星さん..幸せにします。絶対に1人にはしませんから、覚悟しておいてくださいね?」

「ふふ、葵くん、それ口癖になってない?」

「あ、あれ..そうですか?」

「ふふふ、おっかしー!もー、葵くんといると私が私じゃないみたい」

「葵星さん..葵星さんは葵星さんです。どんなことがあってもこの手を離しません。」

「葵くん..ありがと、大好き!」

そう言って葵くんに抱きついた。

それに応えるように葵くんも包み込むように

抱きしめてくれた。

「葵星さん..好きです、大好きです」

「葵くん..」

「..愛しています」

「私も..愛してる..」

「葵星さん..!」