あの日あの場所で。

「葵くん..もう十分だよ。葵くんは十分やってくれてる。」

「葵星さん?」

「葵くん、私ね付き合ってきた人たちに捨てられてきたの。相手の浮気で。それで男子の人はみんな信じられなくなっていて..好きって..言うのが怖くなって..それで..」

そう言いかけた瞬間暖かい大きな身体が私の

身体を優しく包み込むように抱きしめてきた。

「あ、葵くん..!あの..」

「俺はそんなことしません!絶対しません!それに俺、葵星さんに一目惚れなんすよ?初めてあのカフェで会ったとき、一目惚れしたんすから。それに..俺言ったじゃないすか。悲しい思いとかはさせないって。信じてください。本当に葵星さんが好きなんです。」

「葵くん..っ!」私は泣いてしまった。

「あ、泣かしちゃった」そう言って葵くんは

優しく笑った。「絶対幸せにします。どんなに幸せな人たちより幸せにしてみせます。」

「葵くん..」

「俺と付き合ってくれますか?今度は正式に」

「..はい!お願いします!」

「あはは!」

「葵くん好きです」

「葵星さん、もっと言ってください」