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「あ、春歌!お誕生日おめでとうっ!!」
「え、あ、あぁ。ありがとう。」
学校についてすぐ、下駄箱で会った結花が、生徒が沢山いる中で、とんでもなく大きな声でそう叫んだ。
その瞬間、私達の方に一斉に視線が集まる。
あぁあ〜。最悪だー。
そう思った時にはもうすでに遅し。
男女関係なく学年関係なく、大量の生徒たちが押し寄せてきた。
私は慌てて結花の手を引いて走り出した。
「「「藍野さーーーん!!待ってー!!」」」
という、巨大な声をまるっきり無視して。

