そんなこんなでショッピングモール。
そしてお買い物なう、
幽霊とデートなんて聞いたことないわ、
まあ、別に可愛い霊だから許すけど、、、
「ねーダーリン、どっちが似合うかな?」
彼女が聞いてくる。
「んー、白いレースのスカートかな?」
「ふんじゃあ白にするね♡」
俺には彼女が見えるけど、周りの人は見えない。だからスカートが中に浮いてるように周囲の人には見えるんだろうと思うと、なんか笑える。
「お会計してくるね」
彼女はレジに並んだ。
店員が驚いている。だが、1人だけ驚いていない店員がいる。
俺はその店員の所へ行った。
「見えますよね。」
「はい、見えますよ。」
店員が答えた。
「すいませんがよろしくお願いします。」
「かしこまりました。」
店員が彼女に声をかけた。
「こちらにどうぞ」
彼女を1番端っこのレジまで誘導した。
「5689円になります。」
「ちょっと細かくなりますがよろしいでしょうか?」
「大丈夫ですよ」
「…5689円ちょうど頂戴いたします」
「ありがとうございました。またの御来店をお待ちしています。」
「どうも」
彼女は会計を終え俺の所へ向かってきた。
「ダーリンありがとう♡」
「何もしてねーよ」
俺は彼女の手を引き歩き出した。
周りから見たら変に見えるだろう。
だが、そんなもんは関係ない
彼女と一緒に歩けてるだけで幸せんだ。
俺は彼女がすきになってしまった。