ただ逢いたくて

「北条さん!!!」

昼休み、教室で音楽を聴きながらご飯を食べていると、私を呼び出す聞き覚えのある声。

ドアの方を見てみると、

「あ、さっきの…」

「あ、あの!さっきはごめんなさい。

結構強めにぶつかっちゃったから怪我とかしてないかなって。」

「大丈夫だよ。もしかして、それだけ?」

「いや、お詫びしたいなって……」

「そんなのはいいよ。私も不注意だったんだし」

会話全然終わんないな。

もう音楽聞きたいんだけどなー。

「あと、お願いがあるんだけど……」

「何?」

「ぶつかったのも何かの縁!

勉強、教えてほしいなーって」

へぇー、勉強ねぇー。

て、なんで私が?!