CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~

さほど広くはないレコーディングスタジオの控え室で、バンドのヴォーカルと対面した。


まだデビューから浅く、特定のマネージャーも付いていないようで、取材の現場にいたのは、その男性ただ1人だった。


「今日は、ヴォーカルの方のみですか?」

聞くと、

「…見ればわかるだろう」


と、黒い長めの髪をいじりながら、さも不機嫌そうに、かけている濃いめのサングラスの奥から睨みつけられた。