家に帰り着いて、着替えもそこそこにベッドに潜り込んだ。

今日は、いろんなことが有りすぎた……。

明日が公休日なのもあって、ベッドの中で、疲れのままに眠りに落ちた……。


昼頃になって、携帯にメッセージが入ってきて、ぼんやりと目をあけた。

見ると、キリトからでーー


『病院に行ったら、医者に怒られた』

と、あった。


『どうして?』

と、返すと、


『もう少しで、手の神経を切るところだったって。無茶をするなって、怒られた』

そうメッセージが着て、


『神経を切るところだったなんて、私だって怒るから!』

思わず、ベッドから飛び起きた。


『アヤまで、怒るなよ。切れてなかったんだから、いいだろう』

『バカ…心配してるんだってば』


本当に心配になって、画面から目が離せなくなる私に、


『ごめん、アヤ…大丈夫だから』

そうメッセージが届いて、


『それから、今日絶対に、番組見てな…』

と、付け加えられた。


『うん、見るよ絶対』


私のメッセージに既読がついて、やり取りは途絶えた。