私の知らなかった恋の世界

「美緒!体育館行こ!」
「うん!」

2人で話しながら体育館へ向かう。

「おぅ!美緒と沙羅じゃん!」

後ろから声をかけられた。
そこには、ヒロくんと渡瀬くん。

「おー!ヒロー!次の体育バスケじゃん!
モテるチャンスだよ!あんた!頑張りな!」

「おぅ!見てろよー沙羅!モテ過ぎて輝きすぎても惚れんなよー」
「ばかヒロ!そのまま枯れてしまえ!」

沙羅ちゃんとヒロくんが、仲のいい?罵り合いをしている。

ふと横から、小さな笑い声が聞こえる。
「仲良しなんだな。2人は。」
渡瀬くんが笑ってる。

その表情から目が離せない。
なんか、顔の辺りが暑い気がする。

「そ、、、そだね。中学の頃から仲良しだから。渡瀬くんもバスケ部だし、人気だから、きっとたくさん応援してもらえるね!」

何気なく話してみる。

「あんなりそーゆーの興味ないけど。バスケは頑張るよ。片瀬さんはB組の応援するの?」

「えぇっ?う、、、うん。まぁね。でもあの、、、うーんと、、」

うまく言葉が出てこない。

「で、、でも、渡瀬くんにはたくさんお世話になってるから、少し応援させてもらいたいかな??なーーんてねっ////」

(どどどどーしよ!すごい迷惑なこと言っちゃったかも!!どーした!美緒!!)

「そっか。んじゃ、頑張るね。」

えっ!?私なんぞの応援、お役に立てます?
でも、迷惑とは言われなかった。

前を歩く2人を眺めながら、なんか、またふわっとした気持ちが、さらに強く心に湧き上がってきた。