優しい先輩と俺様と私。



「お前さ、高原先輩の顔が好きなのか??何処を好きになったんだ??」


「……いきなりどうしたの??」


「……気になるから聞くだけだ」


気が引けるけど、本人が聞きたいって言ってるんだしいいよね??


「入学式の日に学校内で迷っちゃてさ、先輩に教室まで案内してもらったの。かっこいいし、優しいし、それで好きになった……」


「……俺と会う前に先輩と出会ってたんだな」


「私も聞いても良い??私の何処を好きになってくれたの??」


「お前の笑った顔……俺は先輩がさせた笑顔を好きになったんだな」


それって、社も同じ時に私を好きになってたって事!?


社もそうだけど、私の笑顔の事、李歩も先輩も言ってた。


シュっと社の花火が終わった。


「やっぱり、言わない方が良かった??」


「そんな事ない。……これからは俺がそうさせる。俺だけに見せる笑顔が見たいから」


ドキっとした。


どうしよう。


私、先輩が好きなのに……社にドキッとした。